広島で生まれた天然素材100%で出来た塗り壁材『瀬戸漆喰』より
名古屋で50年以上続く、伝統ある左官技術を持つ左官屋『勇建』が開発した瀬戸漆喰の仕上材。
設計施工だけでなく、古民家再生や土壁の施工をも行っている、とても素晴らしい技術をもつ建築屋さんです。
■瀬戸漆喰とは
瀬戸漆喰とは、広島県の牡蠣殻から抽出したカルシウム成分を漆喰に混ぜたもので、天然素材100パーセントの塗り壁材です。
牡蠣から生成したカルシウムイオン水は、空気の二酸化炭素と反応し、固体の炭酸カルシウムに変化します。
その過程において漆喰が乾いて収縮した際、内部にできる隙間を埋める効果があり、高まった強度は通常の漆喰の約5倍にもなります。
これまでにない高い圧縮強度、曲げ強度、粘度、付着度を実現したのです。
強アルカリ性なので、カビなどの細菌を防ぎ、殺菌効果に優れます。
その施工過程は、オリジナル木小舞15mmに瀬戸漆喰15mm=30mm以上の壁厚となり、
通気性による高い調湿効果で結露対策にもなります。
蓄熱効果によって夏は涼しく、冬は暖かい、一日中安定した室温を保ちます。
瀬戸漆喰の成分は、石灰・砂・スサ・角又・牡蠣殻で、天然素材100パーセント。
環境に良い、健康に良い、気持ちが良い。シックハウスの原因であるホルムアルデヒドを吸着し、
解体してもすべて土に還るので、ナチュラル・エコロジー・リサイクル・長寿‥と、環境に好循環をうながします。
▲木摺り+瀬戸漆喰下地+瀬戸漆喰仕上
▲木摺り+瀬戸漆喰下地+凪仕上
▲木摺り+瀬戸漆喰下地+波輝仕上
■瀬戸の多島美シリーズ
凪(なぎ):瀬戸漆喰に広島県で採れた寒水石<=結晶質石灰岩(大理石)>を調合した、白みのある仕上げ材です。
樹脂を使っていないため、内装にも外装にも使う事が出来ます。
施工の最後に表面を掻き落すことで、照明や日の光により、瀬戸のさざ波のような表情が特徴です。
波輝(なみき):瀬戸の多島美シリーズの『凪』に愛媛県宇和島産の阿古屋貝の貝殻を加えたものです。
阿古屋貝とは、真珠の“母貝”でありその美しい光沢が特徴です。配合された小さな貝のかけらが輝く、綺麗な仕上がりです。
Y’sでは、日本ではじめて『波輝』の施工を行いました!
▼波輝施工風景
▼凪施工風景
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