平成25年8月24日、第1回 ものづくり工房湘南村 『光るどろ団子作り』を開催しました!
当初、先着40名様までとインフォメーションしていたところ、地域情報誌掲載後3日でお問合せが100名様を突破。
急遽第2部として開催を拡大したのですが、来場合計180名様へ達した為、間もなく締切をさせて頂く形となりました。
お問合せ頂きましたお客様へ心よりお詫び申し上げます。たくさんのご応募、本当にありがとうございました。
第1回~ものづくり工房~湘南村『光るどろ団子作り』。
土・砂・わら・水でつくられたどろ団子のタネを元に、2種類のどろ団子作りを行いました。
▲榎本(えのもと)式のどろ団子のタネ。 どろ団子に漆喰でコーティングし、その上から色を付けて磨く。
『日本壁=土壁』の文化をなくしてはいけない、という想いから、左官の重鎮 榎本新吉氏が発案したもの。 誰でも簡単に、土に触れの学ぶことができ、今に生きる人々伝えよう、という想いが込められています。
▲常滑(とこなめ)式どろ団子のタネ。 どろ団子を削り、形を整え、上から色土を塗って磨く。
粘土層に恵まれ、古くから『やきものの街』として親しまれてきた愛知県知多半島にある常滑。 街で伝えられてきた土の温かさや気持ちよさを感じてほしいそんな想いから、 やきものの粘土を削り・色付け・磨きまでの造形を体感できるようにつくられました。
当日応援に駆けつけてくれた、吉本興業所属『セブンbyセブン』のお二人!
今後開催予定のタイルアートで講師をして頂く、中村ジュンコさんと。
みんないっしょにどろ団子づくり。
簡単そうにみえて、まあるくするのはむずかしい‥
一緒に来ていたおとうさんおかあさんも、真剣です。
きれいなまるにできるかな?
形が出来たら、好きな色をつけて‥、ぴかぴかになるまで磨くだけ!
優しくやさしく、丁寧に、
できあがり!
これが、光るどろ団子。
日本に伝わる、『土壁』の技術。
会場にある土壁体験コーナーでは、このどろ団子のタネを使った左官技術を体験!
職人さん手造りの、本物の土壁の素材。
実は、とても粘りがあり、ずっしり重たい‥
みんなで順番に、ね。
めざせ、“ちびっこ左官職人”。
パステルも土の仲間。 木のおもちゃはあったかいね。
会場では、今後の開催するイベントの展示・投票も行いました。
木琴作りに、漆喰かまど作り。タイルアートや土のアート。
これからの湘南村で、開催していきます!
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今回、常滑式のどろ団子作りでは『神奈川地区予選大会』も兼ねての開催。
特別審査員、セブンbyセブンのふたりが選ばれた優勝者には、
愛知県常滑市で行われる『光るどろだんご全国大会』への出場権が送られました!
『smile』
全国大会出場、本当におめでとうございます!
湘南村スタッフ一同、心より応援してます!!
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今回、湘南村は無事に第1回目のイベントを開催することができました。
御来場頂いた多くの皆様、開催に伴ってご協力頂いた『日本のものづくり』に携わる皆様、
本当に、有難うございました。
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- 伝えたいこと message -
湘南村のスタッフは、現代の日本の家づくりに携わる人々です。
この、“光るどろ団子”は、日本の誇る左官技術から生まれた日本の家づくりの原点なのです。
この究極の自然素材である“土”だけでここまで美しく、頑丈で、日本らしい奥ゆかしさまで無意識に感じる事が出来ます。
どろ団子には、化学物質は一切含まれていません。劣化もしません。もちろん、燃えません。
日本特有の風土に伝えられてきた、大切な素材です。
工業製品では真似が出来ない防火性・遮音性・吸放湿性・耐久性に優れるという性質が
“今”になって見直されつつあります。
参加頂いた多くの子どもたちにものづくりの魅力を伝えるだけではなく、
挨拶にはじまり、人に教えを受ける姿勢、作業における準備や後片付けなどの基本的な姿勢が、
“ものづくり”だけでなく、“ひとづくり”をも参加者の皆様とともに悩み、考え、
“伝えたい” と湘南村は考えています。
ものづくり工房湘南村は、まだまだ小さな集いですが、『ものづくり×家づくり』をコンセプトに様々なイベントを開催予定です。
事務局となっている弊社HPにて、これからも湘南村の想いを発信し、活動して参りますので、今後とも、宜しくお願い致します。
2013.8.24 湘南村