●10/26 湘南村 第2回 『漆喰かまど』『木琴づくり』●
直前まで台風27号の影響で開催が危ぶまれましたが、開始時間が少遅れましたが、何とか皆様のおかげで無事に開催が出来ま
した。スタッフ一同、日頃は家づくりに携わる者が多く、決してイベント興行のプロではありませんので拙い部分も多々あったかも
知れませんが、今回も定員を超えて多くの皆様にご来場頂きました。
『漆喰かまどづくり』には湘南のプロの左官職人さん達も参加。
普段の家づくりとはちょっと雰囲気は違いますが、しっかりと知識と技術は習得されたと思います。さすが職人技!!
左官職人の方々は「土佐漆喰の赤磨き」仕上げに挑戦。
一般の参加者の方々も職人の技を目の当たりに『きれい!』『すごい!』の声があがりました。
赤磨き 赤の顔料も、もちろん土です。
漆喰かまどの生みの親でもある、勇建工業(愛知県)の加村さんが直々にプロの方々へも指導をして頂きました。
先生の見本。左から本漆喰・黒磨き・赤磨き・土佐漆喰…芸術品の様ですが、ごはんが炊ける実用品です。
販売もしていますが、ご自身の手で作って、炊いて、食べてみては?こちら⇒漆喰かまど
一般参加の皆様もご家族で製作中。同じかまどでも個性が出ます。
Y’sがこだわる家づくりの骨格でもある、国産材の木材を使っての『木琴づくり』もスタート。
先生役は、埼玉県飯能市から駆けつけて頂いた、フォレスト西川(林業)の浅見先生。
「首都圏でも良い木はあります」大人も子供も日本で育った木にもっとふれて下さい。
大人も子供もあまり無垢の木にふれる機会が無い昨今ですが、皆さんでも木琴が作れます!
一流の腕をもつ大工さん達もお手伝い。
首都圏で採れる国産の杉材をほんの数ミリ切るだけで音階が変ります。
子供達から大工さんへ『5ミリ切って』『3ミリ切って』『ちょっと切って』
大工さんも大忙し。これからの大工さんは音楽の才能も必要?(笑)
良い音色が出るかな~?
真剣です…鏝を持つ手がさまになってきました。
木琴づくり…仕上げのペイント。色々書いてね~
ご夫婦でかまどづくり!楽しく作って、美味しく食べて下さい!!
左官は美味しい!Y’sの常識です(笑)
土壁?木(木摺)の上から土を塗った壁、まだ下地ですが…
実は簡単には崩れません。それは皆さんの思い込みです(笑)
住いの調湿、蓄熱 etc 万能の材とは・・無垢の木や土なのです!!
因みに木は熱加工をしてしまうと性能が落ちますし、セメントを入れると耐久性が落ちてしまいます。
セメントは強度は高いですが、耐久性が劣るのです。そうなのです土より劣るのです…。
ちょっと休憩…前回作った土壁の窓から…
木っ端を置いておくと…創造豊かに遊んでいます。子供は天才です!
漆喰かまど 土を塗っていきます。接着剤も新建材も使いません。土・藁・麻などの自然素材だけで作ります。
耐久年数?100年…もっともっと長生きしますよ。
湘南村名物?!まかない飯。サンマの塩焼き。炭火で焼いています。裏方さんも頑張っています!
三陸のサンマ漁師さんが湘南村の為に提供をして頂きました。新鮮です!!
どんなに優秀な最新の電子ジャーでもこの美味しさは真似できません。
子供達は焦げてる~と騒ぎ・大人たちは、懐かしい~と昔を思い出します。
かまどで炊いたご飯とサンマの塩焼き、トン汁で昼食タイム。
今回、左官職人が作った漆喰かまど・赤磨き 流石ですね~
かまどで炊くのは面倒なんでしょ?難しいでしょ??
よくある質問です。
米を研いで⇒固形燃料に火をつけ⇒ほっておいても30分後勝手に火が消え、10分蒸らせば完成!
様は火をつけて40分後に自動で炊けているのです
電子ジャーと炊く時間は一緒なのです。
高価な電化製品は、このかまどの性能を人工的に似せる為、機械でプログラムを組み、たいそうな工夫をしているのです。
古来からの先人の知恵があれば、難しい機械操作など一切不要です。
何と単純で簡単。土のかまどと鉄の釜だけで笑顔になります。
土なので落としたら割れます。ヒビも入ります。
でも直せます。コツさえ掴めば皆さんでも。
50年後…100年後…かまどは残ります。電子ジャーは?
実は家も同じなのです。
小さな熱源(暖房)で家の中が暖められて、夏の湿気を取ってくれる…土で出来ているかまどと同じなのです。
そんな性能が家に求められるべきですね。そんな家づくりをY’sはしています。
うまく出来ました。あとは乾かしてごはんを炊くだけです!
木琴も完成です。ペイントも良いですね~
今回、使用した材は首都圏である埼玉県西川の杉材です。
現在、無垢の木材は、山から切りだし、すぐに使用が出来る様に、電子レンジの様な釜で早急に乾燥をさせてしまいます。
しかし、それは本来、木の持つ優れた性能をダメにしてしまう事につながります。
その事実を知っていて販売している人達、それすら知らないで建築をしている人達がいます。
木琴づくりを通じて、皆様が家づくりをする時の知識や勉強になって頂ければ湘南村の本望でもあります。
今回の湘南村の関係者。お疲れ様でした!
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