西川材見学ツアー開催!

2014年5月10日(土)

以前より告知しておりました、西川材見学ツアーを開催しました!

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弊社が事務局を務める、『ものづくり工房湘南村』のイベントでは度々登場している西川材。

Y’sでは、家づくりの“構造材”として採用しています。

 

第2回湘南村、木琴づくり。

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第3回湘南村、モザイクタイルアートのベース。

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第4回湘南村、光るどろ団子細工の台座。

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会場の『木あそびコーナー』も西川材です。

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朝10時。埼玉県にある、協同組合フォレスト西川阿須工場にて集合。

現場担当の浅見さん。

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大河原理事長や工場長の原さんに御挨拶を頂きました。

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総勢27名で出発です!

 

 

まずは、埼玉県飯能市虎秀(こしゅう)地域へ。

本当に、いい天気でした。

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本来、伐採の旬は秋だと言われます。

木の年輪は、色が白っぽくて巾の広い部分「春材」と、色が濃くて巾の狭い「秋材」部分があります。春は、木にとっての成長の時期。

木細胞が大きく粗いため材質も粗く軟弱です。一方、秋材は木細胞が小さく密度が高いため材質は硬い為、成長が止まったこの時期が

伐採には最適な時期なのです。

今回は特別に、山主である落合さんに御協力頂き、山の見学と実際の伐採を実演して頂きました。

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みんなで、緑の中を進んでいきます。

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伐採する木は、直径40cmある樹齢約80年の杉です。

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倒す方向を定め、付近の木にワイヤーを張り、引き具合を調整しながら地面に近い位置に切り込みを入れていきます。

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参加者の皆さんも、緊張の時。

 

 

ビビビビ…と、大きな音を立てて、木と木の間を倒れていきました。

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伐採されたばかりの木口。

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たくさんの水分を含み、繊維がとてもくっきりしています。

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生きた木。とてもいい香りです。

 

通常は、この状態で2、3カ月の間その場に放置。「葉枯らし」といって、葉を枯らすことで水分を抜いていきます。

その後、製材所にて外側だけ一部整え、桟積みをし、最終週的な出荷の時に初めて加工をします。その製材所の様子は後ほど…。

 

その後も山を散策しながら、たくさんのお話を聞きました。

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■立木(たてぎ)の話。
同じ山の中にも、付近の木に比べ寸法の大きい木がところどころに残されています。
これは、代々この山を守り続けてきた山主さんが隣の家の山との境の目印にしたり、自分の子を嫁に出すといった大事な時の為に、財産として使えるよう受け継がれているものなのです。

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丁寧に手入れされた森林は、本当に気持ち良い。

 

 

次は材木の貯木場へ。

構造材・造作材・仕上げ材・下地材すべてに西川材を使用したモデルハウス内で昼食。ちびっこ達によるおにごっこ大会が始まりました!

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くつしたを脱いで、みんな大はしゃぎ。

木の床は暖かく、転んでも痛くない!?

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近くの作業場で、現役大工による、「鉋(かんな)掛け」体験も。

簡単そうにしているのに…いざ挑戦すると、難しい!

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こんなに長い鉋くず!

いい匂いだね。

 

 

 

最後は、製材所。

大きな機械がたくさん。声が聞こえないくらいの音の中、大きな丸太の皮をむいています。

ここで製材された材木が、乾燥を経て、出荷されます。

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Message…

木は、出荷するまでに、最低でも30年から40年の年月が必要です。一人が20歳から60歳まで山を受け継いできたとしても、

その間に、1代、2代の木が伐れるか伐れないか。植林をするときは1ha当たり3000~4000本の木を密に植え、

丁寧に間伐や枝切りをすることで、上に上に成長させ、太さを均一にしたとても美しい材木を育てます。

その為、昔から、“山”とはとても大きな財産であり、代々大切にされてきたのです。

 

しかし、今では輸入材や工業製品におされ、国産材が使われなくなっているというのも現実です。

 

ひとと同じで、この国で育った木はこの国の気候に最も適している。つまり、日本独特の環境に対応できるという最大の利点が魅力なのです。

世界に存在する20,000種の樹木の内、日本にあるのは2,500種類。その中で日本人が利用している木は100種余りと言われます。

今日、適度に伐採が行えない森林では新しい木を植えることも減り、高齢な木が増えすぎることで、二酸化炭素の吸収力が低下するなどの、

森林の機能が低下してしまうことになり兼ねません。

 

代々丁寧に手入れされた木々が、この湘南地区から近い場所に、溢れています。

“コストが高い”という固定概念が広まる中、国産材の値段は昔からほとんど変わらないとか。

受け継がれ大切にされてきた“価値がある”、国産材。

 

『植える』→『育てる』→『手入れする』→『使う』このサイクルが“ひと”も“環境”も豊かにしていくのです。

 

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御参加頂いた皆様、有難うございました!

そして、御協力頂いたフォレスト西川さん、大河原木材さん、スタッフの皆様、本当に有難うございました!

 

 

本日現地の担当をして頂いたフォレスト西川の浅見さん出演の放送回。西川材についてのお話です。

今回ツアーに参加されなかった方は是非、御視聴ください!

 

 

5/31(土)は第5回湘南村『漆喰かまど作り』です!

 

 

湘南 ワイズは本物の自然素材で地域の建築を創造していきます


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