弊社が家づくりで使用する構造材は天然乾燥材を使用しています。
工業製品である集成材や人工的に乾燥を行った構造材は一切使用しません。
一般的に天然乾燥材は手間や乾燥させるためのスペースも問題もあって高いとされています。しかし、一般的な戸建ての木造住宅の構造材の金額割合は10%にも満たないのです。仮に1800万円の建築費として、構造材費が多くみて180万円として、KD(人工乾燥)材からAD(天然乾燥)材に変更した価格が仮に2割増しだとしても差額が36万円。全体の建築費からするとほんの微々たる金額なのです。その差額だけでも耐久性も性質も比べ物になりません。
家づくりの際、構造材を国産の天然乾燥材にすれば良いだけではありません。
優秀な国産の天然乾燥材であっても壁や床など、それぞれの部位でそれぞれの素材の組み合わせによって相互の力を発揮するのです。構造材だけではなく、人が直接肌にふれる事の多い床や壁なども同様で、新建材や工業製品では見た目はともかく、高い性能や耐久性は望めないのが現実です。『本物の木』には『本物の素材』の仕上げが必要です。本物同士の素材の組合せだけが、安心と耐久性を得られるのだと思います。
湘南 ワイズは地域の建築を創造していきます