・古材のケヤキを使った『和』の家

お施主様のご要望もあり、最近の湘南では見かける機会が減ってしまった感のある『和』テイストの家

 

 

本当の、本物の材でつくるY’ｓの家だからこそ、今回は、豪雪地域の新潟で、120年前の民家で使われていた

古材の欅（ケヤキ）を玄関先のアクセントにしながら、オリジナルの土壁風の外壁と

これまた湘南地区の建物では使われる事も少ない、三州産の平瓦（ひらがわら）、化粧の天然国産木材も見栄え

よく『和』を演出します。この建物は、準防火地域に建っています。

準防火地域とは、防火、防災のため、耐火性能の高い構造の建物を建てるように定めた地域のひとつです。

しかし、よく法令を読み解けば、ご覧の様に木材を化粧で表す事も可能です。

これは和風でも洋風でも和洋風でも同じです。

 

オリジナルの掻き落し仕上げ　意図的に壁面に凹凸をつけて和の壁を強調しています。

 

最近、湘南地区では数少ない瓦葺きの家。実は瓦は他の屋根材に比べて高性能な屋根材なのです。

Y’ｓでは、この平瓦は洋風テイストの家づくりにも使用します。和瓦とはひと味違った瓦です。

実は、北欧の石造りの質感をイメージした瓦なのです。

 

隣地からの目隠しも、細めの千本格子で和のイメージを大切に…

法律上、耐火が必要な地区でも木を表す仕上げも可能なのです。

防火指定地域で外部の化粧木材をあきらめていた方いらっしゃいませんか？

 

外観のイメージを保ちながらも、室内は、ご要望通りに、和にしすぎない…難しいご要望ですが…

床材、柱、梁は全て、天然乾燥の国産材の杉。

桧（ヒノキ）も良いけれど、この暖かみを感じるのは、杉の特長でもあり、実際に断熱性能もあります。

左手に見えるのは、Y’ｓオリジナルの木製建具。全て壁の中に納まる、全開口になるサッシです。

勿論、杉材で作られていて、ガラスもペアガラス仕様です。

 

和を感じても、和すぎない…バランスが大事！

TVなどの家電製品も生活、インテリアの一部。

それらを喧嘩させず、うまく溶け込ませる様なデザインこそ無理が無いコーディネートでは？

それがご家族でくつろげる空間なのです…それが家です…

 

玄関とつながる土間。小上がりの三帖の畳スペース。

ご家族だけで無く、ご近所の方もちょっと腰掛けて

ストーブにあたりながら、時間を忘れて雑談をして頂きたい空間です…

 

畳スペースから…白い壁に化粧の天然木が栄えます。

 

外の縦格子と合せて、中にも格子を…陽の光も風も通すけど、目隠しもしたい…和の雰囲気も欲しい…

 

寝室は、ご主人のこだわりで畳敷きの和風で…

私達もこだわります！畳は本伊草表に藁芯床。壁は糊土仕上げ。

現在の家の多くは発砲スチロールの芯床畳、表面は紙製。

壁は接着剤入りの珪藻土、漆喰…それは名ばかりの自然素材です。（ご存知でしたか？あなたの家も…？？）

 

　本物の素材で造られた空間は、居心地が良いだけでなく…長寿命なのです！

内障子も重要な部材です。カーテンやブラインドと違い、冬場の結露を起しにくく

約6帖ほどの空間ですが、畳、土壁と障子とで夏場などの湿気を一晩にコップ6杯以上の吸湿する能力があります

これも天然の素材での、ものづくりだからこそ得られる恩恵です。

 

 

キッチンは奥様の城！

Y’ｓは、施主様、個々に合せてご要望をお聞きし、キッチンもオンリーワン。職人の手でつくります。

今回は、ご夫婦で足を使って、苦労して探されてきた古材の建具を加工し、再生します。

高さも、区切り方も、使い勝手も、このお宅にしかない、世界でただひとつの家具とキッチン。

 

扉の有無は、使ってみてから…それでもOKなのです。その時々にカスタマイズが可能なキッチンなのです！！

 

施主様のご要望である、『和』のイメージを大切にしつつ

『和』すぎない生活空間

如何でしたでしょうか？

素材にとことん、こだわる造り手の我々ですが、それは良い間取り、プランがあってこそ！

Y’ｓは、皆様のオンリーワンの家づくりのお手伝いをさせて頂きます。

 

 

 

湘南　ワイズは地域の建築を創造していきます