工務店だからこそ!
Y’sは家づくりにおいて設計施工を行なう会社です。設計や監理を行なう、一級建築士事務所の顔もありますが、自社にて施工を行う工務店でもあります。Y’sでは、ベニヤ合板や樹脂で出来ている工場生産である工業製品の建築材料は一切使用しない家づくりをしていますので、自然素材である天然の木材などは、山から仕入れてきても、直ぐに現場で使う事は出来ないのです。
窓枠、引戸やドアなどの建具枠、敷居、鴨居から床材に至るまで、Y’sでは全ての木材は、自社の加工場で職人が加工を行います。既製品の建築材料の様に、購入し箱を開けると直ぐに使用が出来る材料とは違い、手間が掛かりますが、現場での使用の前に、仕上げの決め手になるような材から、普段は目に付く事も無いような下地材まで、加工の段階で職人自らが材の吟味や材の欠損が無いかどうかなど細かな点検が出来る利点もあります。
お客様の希望する使い勝手やデザインなどにもミリ単位で要望に応える事が出来るのも、オリジナル部材の開発にあたり試行錯誤が出来るのも、自社の加工場で、職人が加工をしているからと言っても過言ではありません。
本来、日本が世界に誇る木造建築の長所である木の加工技術を後世に残す為にも、工業製品に頼らない家づくりを推奨し、実行し続けたいと考えています。
最近の日本の家づくりは、樹脂などの化学物質でつくられる工業製品である建築材料を使う会社が圧倒的に多い様で、一見、木に見えるシール貼りのベニヤ製の床やドアの面材など、それら新建材と言われている建築材は、簡単に・早く・技術がなくても使える材として、街の建売業者から大手ハウスメーカーなどは、それら新建材だけで家づくりをしていると言っても過言では無い状況です。
新建材は、樹脂やベニヤなどが主材料で出来ているので、大工は鉋(カンナ)がけは必要ありません・・・と言うより鉋は使えません。簡単にカッターや電気鋸(ノコギリ)で切断、加工が出来るので、手引きの鋸はやはり必要ありません。今や大工とは名ばかりで、鉋も鋸も持っていない、使えない大工も多いと聞きます。
それら新建材を一切使用しない、日本で育った天然の木を使い、本物の家づくりをしている、つくり手は、1割にも満たない、ほんの少数派になっています。悲しいかなそれが日本建築の現状なのです・・・。
今回の動画は、機械編でしたが、近々に手加工編もUPしますのでご覧になって下さい!!
余談ですが・・・
Y’sラボでは、庭木で人気のシマトネリコを苗木から育てています。建物の引渡し時に、ご希望の方にはシンボルツリー、記念樹として植えさせて頂いています。
そして、新たに1本苗木を植樹しています。それなので高さがまちまちですが、これらのデコボコの高さの木をみるとお客様、ひとりひとりの顔が浮かび、現場での作業を思い出し懐かしくなります。
Y’sラボでは、施主参加型の加工作業も推奨しています。ご興味のある方は是非、遊びに来てください!
宜しければ⇒コチラの裏話もご覧下さい!
湘南 ワイズは地域の建築を創造していきます!