Y’sは工務店です。
家づくりを検討している方、はじてめ弊社のHPをご覧になって頂いた方など、そもそも工務店とは何か?をご存知でしょうか?『家をつくる会社・・・?』など、そう言われると意外と知られていない方が多いのでは無いでしょうか?今回は、工務店とは?についてご説明をさせて頂きたいと思います。
弊社は『一級建築士事務所』でありながら、建築施工の専門会社でもあります。それは、家づくりにおいて設計と施工を同時に請け負う事になります。一般の方からみると、家づくりを請け負う事を業にしている会社は、この世に多く存在しており、呼び名も工務店をはじめ、「建築会社」「建設会社」「ビルダー」など街でよく見かける事の多い名称から、全国展開を行なう大手のハウスメーカーまで存在し、各自、色々な呼称を使っていせいもあり、一般の方にはイマイチ違いがわかりづらいかも知れません。それぞれ特徴があり、その違いを知る事が、皆様にとって理想の家づくりのヒントになるかも知れません。
Y’sラボ(作業場)風景。ここで職人(大工)が加工を行い、オリジナル部材の開発や実験なども行ないます。
Y’sラボ~加工場とは?コチラ⇒
いきなりですが・・・結論からいうと、呼び名は色々あれど、法律上の定義などは無く、それそれが自由に名乗っているだけで、名称の違いはあれど、それぞれ家づくりに携わる会社である事は間違いがありません。
しかし・・・
呼び名の問題か?否か、それぞれの言葉のもつイメージは、かなり違いがあるかも知れません。大手ハスウメーカーは、TVのCM効果などももあり、規模が大きいだけに安心、信頼が出来るが自由度が少ないイメージ?。工務店は街にある小規模な会社で、職人気質でセンスが無い?など、長短はあれど、少なからずそれに近いイメージをお持ちでは無いかと思います。ですが・・・イメージと現実は違っているかも知れません。
そもそも『工務店』とは、現場の長である、大工の棟梁が、家づくりに携わる多数の職人(左官・鳶など)を指示し、まとめるだけで無く、大工仕事は勿論の事、間取りの設計から、使用する木の伐採指示まで行なっていた様です。それらの流れが発展し、現代でも家づくりに直接関わり、各職人をまとめるだけで無く、総合的に現場をまとめる立場として『工務店』が位置しています。
工業製品などの既製品は一切使用しないY’sの家づくり。大きな柱や梁などの構造材からミリ単位の細かい部材まで、全ての材はココで加工されてから現場で使われます。機械加工だけでなく、手刻みも行ないます。
手刻みとは?コチラ⇒
Y’sオリジナルの床材もラボで加工されています。
最近は、工務店と名が付いていても・・・
・設計は他社で施工のみ請け負うタイプ
・特定の構法やメーカー商品を扱うフランチャイズやハウスメーカー下請けタイプ
・建売住宅など不動産も扱うタイプ
など、多種形態が存在し、それらを合せた複合タイプもあり、工務店の数だけ形があるほど、多様化している様ですが、中には営業+設計しか行なわず、施工は全て外注に請け負わせるなど、ハウスメーカーに似た形を取っている会社などは、既に工務店とは名ばかりで、本来の体をなしてないとさえ感じます。
工務店を名乗れど、加工場を持たず、全て工場生産品の既製品だけで施工を行なうタイプが多い(9割以上?)のも、現代の特長かも知れません。上記同様に工務店とは名ばかりの気がします・・・。
余談ですが、建築士免許はひとつですが、「建築家」「設計士」「建築士」と呼び比べているのも、ほとんどは自称(自由)であるのと同じですね・・・。
そんな世ではありますが、Y’sでは、本来、工務店が持つべき、技術、知識の研鑽は日々怠らず、ものづくりに対する真摯な姿勢を忘れずに、デザインや設計(意匠・構造設計など総合設計)は全て自社で行い、自然が育んだ天然由来の材を使用し、木や土などの材の確保は、自らどこへでも出向き、吟味した物だけを使い、自社の加工場で刻み(木の加工)を行い、家づくりを行なっていきたいと思っています。
日本の伝統、文化を伝承しながらも、自然になじみ、湘南にねづく家づくりをしていきたいと考えています。
宜しければ⇒コチラのY’sの裏話もご覧下さい!
湘南 ワイズは地域の建築を創造していきます!