以前ご紹介させて頂いた湘南にある『町屋』の程近くに竣工した物件です。
依頼主とは、初回の打合せから引き渡しまで一年以上のお付き合いをさせて頂きました。
今回の完成物件は二宮町に以前竣工した物件と同じく床下エアコンを採用しています。
文章では何度か書かせて頂きましたが、今回はサーモグラフィーを用いてより分かりやすくご説明致します。
湘南にある『町屋』はコチラ⇒
床下空間の活かし方・床下エアコンはコチラ⇒
最初に外観と内観を少しだけ紹介させて頂きます。
白の壁と板張り部分をバランスよく計画し、木部はメンテナンスのし易さも考慮して計画しています。
内観はLDK部分が一体となり化粧梁の木部と杉板の床、そして壁面の割合が程良いです。
よく壁面も天井もすべて木貼りにしたい!というご要望も頂きますが、異種素材を程良いバランスで配置することで木部も際立って活きてくるのです。
さて、これがY’s標準仕様の床ガラリで、竹材で製作していますので、湿気に強く、強度もあるので、大きな荷重がかかっても安心です。
床下空間と室内空間を繋げ、冬場、床下エアコンを使用した際に、暖かい空気が上昇する事を利用して、温風が吹き出る仕組みとなっています。
サーモグラフィーで見てみると…
これは床下エアコン本体のサーモグラフィの画像です。床下に温風が流れていく様が分かります。
肝心な床ガラリは…
効果は一目了然!!
熱源から一番遠い位置にある洗面脱衣場に設置した噴出し口になります。
しっかっりと温風が出て温度が高くなっている事が分かります。
冬場、洗面所やキッチンといった水周りは、比較的、北側に配置される事が多いので、リビングなどに配置された熱源から暖房が行き届かず寒い思いもしますが
このガラリを水周りに配置すればそんな心配はもうありません。
基礎のコンクリートが蓄熱する為、エアコンを切った後もその効果は続きます。
また、掃き出し窓の下に設置することで結露の防止にも繋がります。
如何に素材の蓄熱性能などを利用し、賢く設備機器に頼らず暮らしていくか…
それもY’sが考える家づくりの一つの指針です!
今回モデルハウスもオープンしますので、
蓄熱性能に限らず調湿性能など、自然素材のチカラを是非モデルハウスで実感して下さい。
湘南ワイズは地域の建築を創造していきます!