今回は、家づくりにおける「土」の利用についてお話します。
土は色々な用途で家づくりに利用されています。
壁・屋根・床(土間)などあらゆる所で、その性質や特性を生かして使われます。
調湿性能、蓄熱性能、防火性能などや地震のエネルギーを吸収する能力が上げられます。
それら一部の性能は家の温熱環境や耐久性にも大きく関係し、
何より木(木造建築)との相性の良さが大きな特徴ともいえます。
土には、色々な性質があります。その特性は住空間に恩恵を与えてくれます。
【調湿性能】
多孔質である土が吸放湿性に優れている性質から、室内は室外と比べて湿度変化が少ない傾向にあります。
それは室内な湿気を調整している事にもなります。
【蓄熱性能】
冬場に室内を暖めた時に、土(壁など)がその熱を蓄えます。
一旦暖まると冷めにくい性質を持つ土(壁)は、蓄えた熱を今度は輻射(赤外線)という形で熱を放出していきます。
輻射の速度は光の速度と同じで一秒間で約地球7周半の速度で室内を回るといわれています。
その為、部屋の中を一定の湿度で保つことに優れているのです。
モデルハウス「土の家」では内壁を土壁で仕上げています。
冬はペレットストーブの熱を蓄熱し暖かく、夏は湿気を吸収するため、涼しく感じます。
モデルハウス「土の家」に関する記事は⇒コチラ
今回は土の特性を少しお話させて頂きましたが、他にも土を使用した構法や左官職人による土壁の技法についても次回紹介させて頂きます!
宜しければ下記から土についてのコラム記事がご覧いただけます。
メディア掲載情報 『土』についてのコラム記事は⇒コチラ
宜しければ⇒コチラのY’sの裏話もご覧下さい!
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