湘南・町屋の家

前回の①・②に続き、今回は、Y’sオリジナルの家具やキッチンなど造作品について御説明致します。

土壁Style『湘南町家』①はコチラ⇒

土壁Style『湘南町家』②はコチラ⇒

外壁の使用している木摺漆喰+オリジナル外壁仕上げ、室内の仕上げ材、工法は、Y’sの真骨頂ともいえる土を存分に活かした仕様を随所に施していますが、各種家具やキッチン、洗面台などの設備に至るまで、Y’sのオリジナル品でコーディネートされています。

『Y’sではキッチンまで作るの？』と良く質問をされますが、家づくり＝ものづくりを基本コンセプトとしているY’sでは、内外装の仕上げ材をオリジナルで製作するだけでは無く、実用品のひとつである家具類だけでは無く、照明器具、洗面化粧台、はてはキッチンまで住まい手の要望に応える為、作らせて頂いています。

何故、オリジナルで作るのか？・・・答えは簡単です。メーカーが作る既製品の品より、高品質であり、かつ住まい手ひとりひとりに合った作りが出来、何より安価で出来るからです。今回、御紹介をさせて頂く品々も『Y’sがデザイン、設計』を行い、『Y’sで製造』（又は提携工場にて）し、設置、施工までY’sが行う事で、メーカー～問屋～小売店～造り手～住まい手・・・の流通を省略し、造り手～住まい手と中間を省く事により価格設定も安く出来ると共に、何より住まい手にとっては、既製の枠にとらわれずに、使い勝手の良いオンリーワンの品が完成出来ます。

 

Y’sオリジナル～キッチン

 

 

Y’sの家づくりで採用されるキッチンは全てオリジナルキッチンになります。木製からオールステンレス製まで数々の仕様や造り方を御用意していますが、今回の建物では、プランの初期段階から奥様の熱い御要望でY’sオリジナルステンレスキッチンありきでプランやコスト計画が進み、導入頂きました。今から十数年前に大手メーカーより発売されたステンレスキッチンの採用を要望される方が増え始めた時期がありました。そこで調査の為に現物を見ると・・・扉などの表面は確かにステンレスですが、肝心の本体部のつくりがベニヤ材やパルプを圧縮したMDF材で作られており、とても耐久性があるつくりになっていないのです。水周り・・・文字通り、水が掛かる場所で使用する耐久性を持っていませんでした。それは、数十年経過した現在でもつくりは変わらず、かつ最大の難点は、目が飛び出るほど高価格なのです！当時で200万円～250万円の価格設定だと記憶しています。価格は現在でも変わりません。

家づくりが高価な買い物とはいえ、価格と品のバランスがあっての事。『この作りで数百万円の価値は無い！』とオリジナルステンレスキッチンの製作に取り掛かり、現在までに数度のマイナーチェンジを行い、オリジナルキッチンとして御希望の方には採用をして頂いています。

 

カウンタートップは、こだわりのステンレスの3ｍｍ仕様。シャープなモダンなイメージです。実は木と鉄は合うのです。

 

ご覧の通り、外観だけでなく、内の細部に至るまで、全てステンレス製です。

 

Y’sのオリジナルステンレスキッチンは、本体だけでなく、裏板、ビス1本に至るまで、全てオールステンレスにて製作しています。キッチンの収納部には、鍋やフライパンだけでなく、食用油や調味料に至るまで収納をする事になります。その際、見た目はステンレスの扉でも、本体が水に弱いベニヤやMDFでは耐久性が弱く、いずれは腐ってしまいます。その点、全ての部材がステンレスで構成されているY’sオリジナルは、ステンレスの衛生の利点だけでなく、剛性も耐久性も持ち合わせたキッチンとなっています。勿論、オーダー製ですので、高さや巾などのサイズもフリープランです。

 

 

そして何より・・・キッチンメーカーやキッチンビルダーが製作・販売しているステンレスキッチン風の商品より、断然《安価にて提供》をさせて頂いています。あえてココでは価格は申し上げませんが、上記メーカーの半額以下で採用して頂けます。※現時点では、Y’sで家づくりをして頂いた方限定にて販売をさせて頂いていますので、一般販売はしておりません。

 

昇降する吊り戸棚も、実はキッチンメーカーの専売特許ではありません。既製品で無いものは・・・ご要望があれば何でもつくる。それがY’’sの『ものづくり』の考えです。

 

参考：Y’sモデルハウス『土の家』と版築ヒーターを備えたキッチン

対面には、同じ仕様で造られた、奥様の御希望によりレイアウトされたキッチン家具。

炊飯器置場

リビングで使用した夏障子の材をこちらでも採用。少し湿った食器も通気の良い扉で乾燥も行います。

 

洗面化粧台：女性陣4人の為に個別の引き出し収納。横にはランドリーBOX付収納があり、下には体重計も入ります。

 

腰を患う御家族の為に、当面の間はテーブルにてリビングに集います。長さ240ｃｍ以上あり、椅子も何時間座っても、お尻が痛くならない曲面の座面。杉材で作られた軽く、座り心地が良い、実は隠れた人気商品です。

 

ソファ、TV台も造りつけ！

まだまだ、このお宅にはY’sオリジナルの造作家具が満載ですが、今回はこのあたりで終了です。Y’sの理念もあり、家具や棚の数々は全て同じ厚みの同じ材を使用しています。それは、数年後に不要になった家具を解体し、捨てる・・・ので無く、また新たな家具や棚に生まれ変われるような心から作られています。自然素材の本当の価値は耐久性にあるのです。何十年経過しても材の特製は失われません。また新たな命が生まれるのです。

Y’’sのものづくりは世界に一つ！皆様の使い勝手、こだわり、コストに合わせてお作りいたします！！

 

 

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次回は、今回の建物でも採用して頂いている、温熱機器の話を④として、Y’sオリジナルの温熱循環システムと床下エアコンの話を御紹介をさせて頂きます。

 

 

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「Y’sで使う材」の記事は⇒コチラ

宜しければ⇒コチラのY’ｓの裏話もご覧下さい！

 

 

 

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