家は大きな消耗品?!を語る前に、『リバースモーゲージ』という制度はご存知ですか?
多くの方は家を買うとき住宅ローンを使い、まとめて大きな金額を借りて、数十年単位で、月々返済をしていきます。
ところがリバースモーゲージは、所有する不動産を担保に融資を受け、死亡時にその不動産を売却して一括返済する制度です。
住宅担保年金ともいい、自宅を手放さずに、住まいながら融資を受けることができます。金利の低迷は長期化し、株価下落や年金問題など、
老後の生活資金についての不安が高まる中で、老後の生活防衛手段として、活用が期待されている制度なのです。
住宅ローンは、通常、返済期間30〜35年で住宅ローンを組み、分割で返済をしていきます。
そして定年になる頃に返済が終わり土地建物の担保は抹消されるのが通常です。
リバースモーゲージは、ローン返済の終わった土地建物を担保に差入れて月々の生活費を分割で借りるのです。
死ぬまで借りることも可能です。これで万が一、年金が貰えなくなっても生活に困ることはありません。
生活費のみならず、趣味や旅行のお金にも困りません。老いても養護施設の費用の心配も不要、死んだ時に清算をし、
残れば相続人が遺産としてもらうことが出来るという制度なのです。
ここからがポイント!
担保になる建物はいい家を建てておく必要があるのです。
新築時に『家は消耗品』と言ってコスト重視で安いだけの家を建ててはいけないのです。
住宅ローンの返済時に値打ちの無い家では担保評価が低くてお金が出ないのです。
昨今、日本でリバースモーゲージがそれほど普及しないのは、返済時に担保物件の
廃却価値が借入残高を下回る(担保割れ)が主な原因です。
家に価値が無く、担保価値が土地のみとされる場合が多いのです。
家は決して『大きな消耗品』では無いのです。家は、風雨をしのぐ物だけではないのです。
家は家族を守る大切な財産なのです。
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