何故?自然由来の材なのか!?
メーカーや工務店、建築士が宣伝文句の様に「エコ」「健康」「自然素材」を謳い文句にしていますが、住まいにそれらを求めるのは、
今さらながら当たり前とさえ感じています。自然素材を推奨する最大の要因は、その性能だけでなく、高い耐久性でもあり、
ランニングコストに長けている事も伝えたいと思います。唯一のデメリットは導入コストが安価な新建材に比べて高い事。
それらを扱える専門知識や技術をもった専門家が少なくなってしまった事です。
しかし、コストに関しては、その後の維持管理費や光熱費などが安く済む事でその差額分は数年後に皆様の元へ還元されます。
ベニヤやビニールクロスなどの新建材で造った30坪1200万円の家が全て悪いと言っている訳ではありません。
伝統構法も用いて、最高級の材で造った30坪5000万円の家が全ての建主さんにとって良い事につながるとも思いません。
ただビニールクロスの上に、漆喰・珪藻土を塗り、ベニヤの上に薄い無垢材の床板を貼り、その土地の気候・風土に合わない
湿気も外へ逃げない造りで自然素材の家…と信じている方々が多くいるこの現実を正したいと思っています。
家は棚に陳列する商品ではなく、人が直に触れる身体の一部のような存在です。日本中どこでも同じ造り方・同じ仕様では通じません。
その土地特有の気候・風土に合わせた構法・素材があるのです。
湘南 ワイズは地域の建築を創造していきます